姉の乳がん闘病日記

姉が乳がんになりました。乳がんとの闘いを日記に綴っていこうと思います。

CVポート造設とその後の経過

 

抗がん剤治療の開始時にCVポートを造設する方も

多くおられると思います。

 

姉もCVポートを造設しました。

話を聞いたとき、姉も不安に思っていたので、

造設時のことや経過について話したいと思います。

 

 

CVポートとは、皮下にカテーテルを留置し

心臓近くの中心静脈から薬剤を投与するために

用いられる小さな器具です。

 

メリットは、血管に針を刺すことによる

血管へのダメージがないこと。

また、抗がん剤などの強いお薬を安全・確実に

投与出来ることです。

 

デメリットは小さな外科的手術が必要なこと

異物を入れることによる感染リスクがあるそうです。

 

カテーテルは、通常どちらかの前胸部に埋め込まれます。

(腕の方もいるそうです)

鎖骨下の静脈にカテーテルを挿入し

胸部にポートが埋め込まれます。

 

CVポートは直径2~3㎝の小型円盤状のタンクと

カテーテルから出来ています。

 

入れたままで違和感はないのか、

心配になり聞きましたが、はじめはあるけど

なくなってくるそうです。

 

ポートの造設には手術が必要となり

局所麻酔で、手術自体は約30分から1時間で終了します。

 

手術は、日帰りや1泊2日で行われるところが

多いようです。

姉の病院では日帰りで行われていました。

 

 

手術中は麻酔する時の注射の痛みと

ポート造設する時の違和感は感じたようです。

 

手術が終わると帰宅でき、

当日は激しい運動は避けること。

 

手術後1週間は重い荷物を持ったり

腕を激しく動かして

傷に負担になるようなことは

避けるように言われました。

 

その後の日常生活でも

車のシートベルトや、バッグの肩紐が

ポート部分に当たらないように

した方がいいと言われました。

 

傷の痛みは安静時にはあまりなく

腕を動かす時に感じたそうです。

 

1週間は腕を上げると痛みがあり

洗濯を干すなど腕を肩より上にあげることは

困難だったようです。

 

ポート挿入部の違和感も1週間は感じていたそうですが

2週間後には、腕を動かす時の痛みも違和感も

全く感じることは無くなりました。

 

CVポート造設手術の費用は

3割負担で約5.5万円でした。

 

 

現在、ポート造設して約3ヶ月経過しましたが

痛みも違和感もなく過ごせています。

 

ただ、抗がん剤投与が始まり、体重が減少したので

以前よりポートの入っている部分が目立つようになり

ふとした時にポート部分に手が当たることはあるようです。