姉の乳がん闘病日記

姉が乳がんになりました。乳がんとの闘いを日記に綴っていこうと思います。

がん治療を続けながらの仕事に悩む

 

抗がん剤治療をしながら、仕事は続けていけるのか?

 

毎週のように姉と話をしています。

 

抗がん剤治療が始まって、少し経過したときは

「体はしんどいけれど、続けれそう」

「すぐに辞める選択をしなくて良かった」

と言っていました。

 

 

闘病中も可能な限り仕事を続けるメリットとして

・ある程度のQOL(生活の質)が保てる

・仕事による達成感や充実感が得られる

・病気のことばかり考えてしまうことを避けられる

寛解後、仕事量を元に戻すハードルが下げられる

などがあげられていました。

 

 

もちろん、体は今までと違いしんどいですが

仕事をしている間は、

病気のことを考えなくて済むし

外に出て人と話すことによる

社会とのつながりも感じていました。

 

 

しかし、抗がん剤治療が進むにつれ

(特にパクリタキセル10回目終わった後くらい)

体への負担や疲労感が増してきました。

 

仕事中も立っていることが辛く

人の目に付かない時に少ししゃがんだり

しているそうです。

 

 

 

そして、今一番姉が困っていることは

手のしびれやむくみにより細かな作業が

難しくなってきたことです。

 

 

姉は接客業をしているのですが

先日お客さんに商品に付いている

タグを切って欲しいと頼まれたのですが

少し時間が掛かってしまったようです。

 

こういうことがあると仕事を続けていけるかなと

自身を失くしたようでした。

また周りの方の負担になっていないか

常に気掛かりのようです。

 

 

体調や現在の症状を考えると

正直続けることは難しくなってきました。

 

しかし、姉は40代で手術後も可能ならば

仕事を続けたいと考えています。

 

その時に今の職場の方々は病気のことを知って下さって

いるのはとても大きいと思います。

 

なので、今辞めてもいいのかとても悩んでいます。

 

 

私は今まで近くで姉を見てきて

どちらの判断が良いのか正直分かりません。

 

体がきついのは見ていてわかるし

でも、先のことを考えると

新しい職場を探すより、今のところの方が

手術後に仕事に戻りやすいので

本当に悩むところだと思います。

 

 

今は身体的にきつい上に、

思うように動けないことによる精神的なしんどさも

加わってきています。

 

どちらが良い選択なのか、どちらが姉にとって良いのか

今は判断が難しいです。

 

姉には「気持ちがしんどくならない方を

選んで欲しい」と伝えました。

 

日々状況が変わる中で

今は焦らず答えを出していけたら

いいなと思います。