姉の乳がん闘病日記

姉が乳がんになりました。乳がんとの闘いを日記に綴っていこうと思います。

告知されてからの心の変化

がんと告知されると多くの方がショックを受け

様々な心の変化を感じると思います。

 

病気を受け入れ、前を向くまでの時期も

様々だと思います。

 

一般的に告知を受けてからの一連の心理状態は

「衝撃」「不安定」「適応」

の3つの時期に分けられるそうです。

 

 

第1段階は、「衝撃」否定・絶望の時期

 

始めはショックのあまり診断結果を認めたくない

「なにかの間違いだ」と否定します。

この反応は、大きな衝撃から心を守ろうとする

自然な反応だそうです。

 

 

第2段階は、「不安定」抑うつ・心身の異変に気付く時期

 

最初のおおよそ1週間を過ぎると、物事に集中できない、

眠れない、食欲がないなどの心身の異変に気付き始める。

また、「なぜ自分だけがこんな目にあうんだ」と怒りや

孤独感を抱き、不安や落ち込みを繰り返すそうです。

 

 

第3段階は、「適応」再適応・立ち直りの時期

 

さらに2週間くらい経つと、人間が本来持っている

困難を乗り越えようとする力が働き、落ち着いて

物事に目を向けるようになる。

 

そして、自分でも情報を集めたり、同病の人の話を

聞いたり、仕事の整理や家族の役割を見直したり

現実的に取り組み始めるようになるそうです。

 

 

実際の期間はこんなに早くなかったかなと

思います。

 

告知された日、姉は「何か悪いことしたかな」って

言ったのを覚えています。

 

検査結果を待っている間に

乳がんだろう」と思っていたので

頭が真っ白になる感じはなかったそうです。

 

 

そしてそこからは、色々な検査や受診

仕事先への連絡、ウイッグなどの準備で

忙しく、ゆっくり考える余裕もなく

日が過ぎていきました。

 

治療が始まっても「頑張るぞ」とか前向きな

気持ちは沸いて来なかったそうです。

ただ、毎週抗がん剤の予定が入っているので

行っているだけだと言っていました。

 

その後は抗がん剤の副作用との闘いで

気分の落ち込む日もありました。

 

 

私自身が見ていて、感じた変化は

治療が始まって3ヶ月頃でした。

 

それまでは、良くなったら美味しいもの

食べに行こうとか、旅行に行こうとか

そんな先のことは考えられないって

言っていたんです。

 

それが、「治療が終わったら、好きなことする」って

「いつか行こうじゃなくて、行きたいとこに行くし

したいこともする」って言ってきたんです。

 

手術後の治療についても

色々考えているようです。

 

 

ここまでたどり着くのは大変だったと思います。

これからも、不安になったり落ち込んだり

心の変化は起こると思いますが

近くで見守り続けたいと思います。